☀つぶやき☀ ~気象災害~
去年の西日本豪雨、先日の台風15、19号の東日本直撃、日最高気温40度以上、日最低気温30度以上等、
我々の生活環境に一番影響を及ぼす「気象」は、今までの経験則が通じないフェーズに入ってきています。
「異常気象」という言葉を聞かなくなりました。もう「異常」ではないのです。
ここ数年、自治体や気象庁が様々な警戒情報を刷新していますが、一般人の理解度は十分ではなく、
情報の正確性も確実ではありません。自治体の避難情報、警戒レベル、気象庁の注意報・警報・特別警報、土砂災害警戒情報、指定河川洪水予測。。。等々。。
避難指示と避難勧告の違い??避難命令ってあるの?? 警戒レベルってなに??
特別警報って、数十年に1回程度のレベルじゃなかったけ??
いつも思っています。これらの情報は、あくまで、すべて、「不完全な人間が」自然の驚異から学習し作り上げてきたのもです。そして今後もこのいたちごっこは続きます。
洪水や高潮、津波の経験から、治水を考え堤防を高くし護岸を補強する。ダムを造る。下水道を整備する。耐震・免振等建物の強度を上げる。噴火用シェルターを作る。気象災害に対する保険も。。。
人間生活のほぼすべてが気象・地象等、地球の影響を受けているのです。
そして人間社会は、今も昔もこれからも、自然災害リスクからは逃れられません。
自然災害から命を守る事ができる確率は、地球のどこに住んでいても100%にはなりません。
それを忘れたくはありません。
不完全な人間の情報を、すべて鵜呑みにすると、時に危険な場合があります。
気象・地象の世界でも、インターネットやSNS、それらの情報の取捨選択が一番大切です。
数ある気象予測モデルには、過去のデータが必要となります。ただ、過去のデータと言っても、せいぜい70~80年前位までのデータです。人類が持っている気象データと、地球の歴史46憶年・・・・
本来、気象を予測するということは、とても恐れ多い事なのです。
自治体から発表される避難情報や、様々な気象情報は、勿論素晴らしく、有用性の高いものが沢山あります。
しかし依存しすぎないということも大切です。。。不完全な人間が作りだしたものなので。
話は戻ります。
災害時に一番必要なことは、柔軟性と判断力です。
それらを身にを付けるには、やはり、想定してみる、頭の中で考えてみることです。
もしも停電したら、もしも津波がきたら、もしも液状化したら、もしも建物が倒壊したら、、、
この地域の危険因子は?? 一時避難場所はどこ?? 広域避難場所はどこ?? 地域防災拠点は??
家族との連絡手段は?? 非常食は?? 非常口は??
一年のうち、1日位は、防災・減災について考えてみて下さい。
心の保険として。
自分で考え、自分で判断し、自分で行動する。。。その力。。。生きる力。。。サバイバル力。
正常性バイアスという言葉を、よく耳にするようになりました。
人間の行動心理からくるものですが、「根拠はないけど自分は大丈夫」。。。
自分だけ助かる保証はどこにもありません。
要は何が言いたいかというと、
やはり、
★自分は大丈夫という考えへ疑念を抱くこと。
★自然災害への対策は、その驚異の度に刷新されてきたが、まだまだ不完全ということ。
★人間など、地球に住み着いた生物の一部に過ぎないということ。
★自然への畏敬の気持ちを抱くということ。
★地球に住まわせてもらっていると再認識すること。
まずは、自分の住まいの地域での危険ファクター(自然因子)を探してみて下さい。
当保育園だと、
◆地震時の津波
◆地震時の液状化
◆高潮(特に台風接近時)
◆富士山噴火時の降灰(特に偏西風が卓越する冬場)
かみ砕いて、そんなことを園児たちには話しています。
私「みんなー、今は地震とか台風とか地球が怒ってるんだよー、」
私「にんげんがたいふうにかてる??」
園児「かてなーい」
私「つなみをよけられる??」
園児「よけられなーい」
私「そう、にんげんはしぜん(ちきゅう)にはかてないんだよね」
私「だからちきゅうをこれいじょうおこらせないようにね」
私「にんげんのおうちはちきゅう。ちきゅうにすまわせてもらってるんだよね。たいせつにしようね。」
園児「はーい」
私「みずもくうきもたべものも、ぜんーんぶちきゅうがくれているんだものね」
以上、再びだらだらと生意気申しました。
下記、ご参考まで。
◆http://www.jma.go.jp/jp/yoho/
気象庁 : やっぱり気象情報のデパートサイト
おすすめ 「大雨・洪水警報の危険度分布 土砂災害 浸水害 洪水」「二週間気温予想」
「土砂災害警戒情報」「指定河川洪水予報」「気象警報・注意報」
GPV気象予報 : MSMモデル 39時間先までの雨域予想。これは使える。
◆https://www.weathermap.co.jp/forecast/#week10_box
ウェザーマップ各地の天気 : 各地の天気、降水確率、降水量、気温が一目瞭然。
◆https://disaportal.gsi.go.jp/
ハザードマップポータルサイト : お住まいの地域の危険ファクターをチェック
◆http://www.river.go.jp/portal/#80
川の防災情報 : 河川やダムの水位情報 河川カメラ