園日記ページ

☀つぶやき☀ ~自他への愛を育む~

「思いやりのある人間になってもらいたい」

「他人に寄り添える、優しい人間になってもらいたい」

誰しもが抱く親心ですね。

 

「愛」に関して、大きく2つのくくりに分けることが出来ます。

<自己への愛> 自分中心 蹴落とし 他者への興味が薄い

<自他への愛> 思いやり 寄り添い 傾聴 労り

 

「何を理屈言ってるんだ、そんな教科書通りな事できないよ」

という、反対意見は承知で。。

ただし、少しづつではありますが、

確実に<自他愛(対象愛)>育んで行くことができると思っています。

そんなに難しい事ではありません。

 

①近くにいる大人が、他人(対象物)への愛情のお手本を沢山見せる

「子は親を映す鏡」

親は見られています。監視されています。真似されています笑

子どもと出かけた時、

運転していたら、道を譲ってあげて下さい。

しっかり挨拶をして下さい。

木々や草木にしゃべりかけて下さい。

虫けらにも命があることを話して下さい。

自然を慈しみ、人間と自然の本来の営みを伝えて下さい。

 

お家にいるとき、

旦那さん・奥さんが元気がなかったら、優しくしてあげて下さい。

物には命がある、壊れたら修理して下さい。

 

 

それらの些細な行為を子どもは確実に見ています。吸収しています。

そんな小さな積み重ねで、子どもは「愛」の振りまき方を学んでいきます。

 

②愛を伝える

人は愛されているからこそ、他人を愛し、感謝することが出来ます。

褒めてもてはやす事だけが愛情ではありません。時には叱り親の本気度や威厳を伝える事も大切です。

それだけ、子どもの考えは未熟であり、時には軌道修正が必要なのです。

 

目を見て話して下さい。

向き合って下さい。

どこでも良いので一緒にいる空間を作って下さい。

余裕のあるときは、とことん本気で付き合ってあげて下さい。

思いっきり褒めて、時には思いっきり叱って下さい。

 

「自己肯定感」を育ててあげて下さい。

 

物を与える事では満たされません。こちらの負い目を見透かしてきます。

 

「しっかり愛されている」と確信したとき、初めて他人を愛する事ができます。